リニア着工に関門複数 専門部会検証後に環境協定 /静岡

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有識者会議の設置の受け入れを国土交通省に文書で回答した難波喬司副知事(右)。有識者会議が結論を出した後も着工まで複数の関門がある=東京都千代田区の国交省で1月30日
有識者会議の設置の受け入れを国土交通省に文書で回答した難波喬司副知事(右)。有識者会議が結論を出した後も着工まで複数の関門がある=東京都千代田区の国交省で1月30日

 未着工のリニア中央新幹線南アルプストンネル静岡工区を巡り、国土交通省の有識者会議で工事による大井川の影響が議論されている。だが、県は有識者会議を「最終決定の場」と位置づけておらず、結論が出たとしても、JR東海は着工まで複数の関門が残される。特に生態系への影響を話し合う県の専門部会は昨年12月以降、開かれず、議論が大幅に遅れている。品川―名古屋間の2027年の開業は延期が避けられない状況だ。【山田英之】

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