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大規模イベントの再開 観客の協力も欠かせない

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 新型コロナウイルスの感染防止のための自粛措置が緩和され、きょうから、参加人数が5000人までのイベントが再開される。

 コンサートやプロスポーツ、展示会などが対象だ。プロ野球やサッカーのJリーグはこれまで無観客で試合をしてきたが、観客を入れて開催できるようになる。

 東京都を中心に新規感染者数が増えているが、医療体制にはまだ余裕があるという。このため、予定通りに緩和を進めると判断したのだろう。

 ただ、全国から人が集まるような都市部での大規模イベントは、感染を地方に広げかねない。

 主催者は再開にあたり、各業界の指針に沿った感染防止策を引き続き徹底する必要がある。

 会場での感染リスクを下げるため、入場前の体温測定や間隔を空けて着席することなどが重要だ。混乱を招かぬよう、感染防止策を事前に周知してほしい。

 感染が判明した場合に速やかに連絡できるように、入場者の登録や名簿の作成に取り組むことも大切だ。

 大規模イベントでは特に、観客の協力が欠かせない。参加する場合は、感染リスクを高める行動を慎むことが求められる。

 プロ野球では、大声での声援や鳴り物の利用、応援歌を歌うなどの行為は自粛が呼び掛けられている。客席で一斉に飛ばすジェット風船の使用も同様だ。スタンドに入ったボールを自席から離れて拾わないよう、協力を求めている球団もある。

 Jリーグは、7月中はアルコール類の販売を見送る。お酒は観戦の楽しみの一つという人も多いだろうが、トラブルの防止を優先したという。

 スポーツバーで感染が確認された例もある。イベントの前後に大勢で集まって飲食することには、注意が必要になる。

 不注意な行動によって感染が広がるようなことがあれば、大規模イベントが再び制限される可能性もある。体調が悪い時は参加を見合わせてほしい。

 新型コロナの感染収束が見通せない中で、いかにスポーツや文化の楽しみを享受できるか。今後も、より良い方法を探っていかなければならない。

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