中国が発生源とされる新型コロナウイルスの感染が再び拡大している米国で、アジア系の人々への差別事案が改めて顕在化している。外出規制が緩和された影響とみられ、暴力事件も発生。白人警官による黒人男性暴行死事件で黒人への差別が注目を集めるが、社会不安が広がる中、黒人だけではないマイノリティー(人種的少数派)に対する白人の根強い差別意識が浮き彫りになっている。
6月13日、東部ニューヨーク市のコンビニエンスストアで韓国系の男性が突然、「ウイルスで多くの人が死んだのはお前らのせいだ」などと白人男性に罵倒され、その様子を動画で記録するためにスマートフォンを向けると襲いかかられた。地元メディアによると、韓国系男性にけがはなかったが、通報を受けた市警はヘイトクライム(憎悪犯罪)の疑いで捜査している。
この記事は有料記事です。
残り927文字(全文1273文字)
毎時01分更新
◇食卓のメインのドーンと 「今が旬」と聞いて僕が真っ先に思…
吉川貴盛元農相(70)が、大臣在任中に現金500万円の賄賂…
韓国のソウル中央地裁が日本政府に元慰安婦らへの賠償を命じた…