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戦後75年

仙台空襲、伝え続けねば… 語り部活動、初の中止 コロナ禍、進む高齢化に危機感

仙台空襲の語り部活動を行ってきた新関昌利さん(右)と馬宮守さん=仙台市戦災復興記念館で2020年7月6日午後2時31分、滝沢一誠撮影

 終戦1カ月前に米軍の爆撃機が仙台市中心部へ焼夷(しょうい)弾などを投下し、約1400人が犠牲になった仙台空襲は10日で75年を迎える。同日から市戦災復興記念館(青葉区)で開かれる「戦災復興展」では空襲の体験者が毎年語り部活動を行ってきたが、今年は新型コロナウイルス対策のため、戦後75年の節目ながら中止に追い込まれた。【滝沢一誠】

 「当面の間、会員の皆様による語り部ボランティアを休止させていただきたい」

 5月中旬、空襲の体験者らでつくる「仙台の戦災・復興と平和を語り継ぐ会」の会員の元に市からこんな通知が届いた。同会事務局長の馬宮守さん(87)は「今の状況を考えるとやむを得ない」と淡々と話す。

 馬宮さんは空襲当時中学1年生。焼け野原になる市街地や逃げ惑う市民の姿を目の当たりにした。同会は1972年の設立からこうした体験の収集や伝承を行い、戦災復興展でも案内ボランティアとして協力してきた。同展で語り部活動ができなくなったのは「今年が初めて」(馬宮さん)という。

 コロナ禍が無かったとしても、75年前の記憶の継承は困難だ。同会は多い時で100人以上の会員が集まった…

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