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熱気なきモヤモヤ東京…56年前の立役者は 彼岸で嘆いているのではないか

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「認知症にならぬよう日々、文章を書いています。題して『日暮れて途遠し』。卒寿記念に本にするつもりです」と語る東博彦さん=東京都練馬区の自宅で、鈴木琢磨撮影
「認知症にならぬよう日々、文章を書いています。題して『日暮れて途遠し』。卒寿記念に本にするつもりです」と語る東博彦さん=東京都練馬区の自宅で、鈴木琢磨撮影

 ふとあの東京都知事に会いたい、と思った。再選された小池百合子さんではない。トウリュウこと、東龍太郎さんだ。1964年の東京オリンピック実現に向け、医学の道から政界へ異色の転身、手腕を発揮した。NHK大河ドラマ「いだてん」では松重豊さんが演じていた。そのトウリュウさん、なんとわが散歩コース、石神井公園(練馬区)の池のほとりに暮らしていたというではないか。地元の古老によれば、末っ子の埼玉医科大名誉学長、東博彦さんが健在とか。電話すると「引退した身ですから、いつでもどうぞ」。

 池から少し坂を上ったところに邸宅はあった。博彦さんは秋に卒寿を迎えるとは見えないほどかくしゃくとしている。「いやいや。腰の手術もして転ばぬ先のステッキをついておるんです」と大笑い。「英国びいきのおやじもステッキが大好きでしてね。毎朝、この石神井公園を一周し、家に戻るとバック台といってボートをこぐ練習用具で汗をかく。学生時代からボート部の選手でしたから。ひと風呂あびて、朝食はクラッカー4枚にバターをぬり、ペッパーソースをたらしたみそ汁、大量のサラダと半熟卵にヨーグルト。そして白ワイン1杯を欠かさない。なんでもあのチャーチル卿も朝、お酒をたしなんだそうなので」

 伝説はいくつもある。東…

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