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九州豪雨

2020年6月、梅雨前線の影響で九州各地が記録的な大雨に見舞われました。被害や復興の状況を伝えます。

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無事の経験「まだいいか」 熊本・人吉、多数逃げ遅れ 九州豪雨1週間

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段ボールで仕切られた避難所の体育館で過ごす人たち=熊本県八代市で2020年7月7日午後4時12分、徳野仁子撮影
段ボールで仕切られた避難所の体育館で過ごす人たち=熊本県八代市で2020年7月7日午後4時12分、徳野仁子撮影

 九州地方を中心に各地で被害をもたらした一連の大雨は、熊本県南部で多数の犠牲者が出た4日の記録的豪雨から11日で1週間となった。1級河川・球磨(くま)川の氾濫で広範囲が浸水した同県人吉市では多くの住民が逃げ遅れた。自治体はどの時点で避難の指示を出し、住民はどう動いたのか検証した。

氾濫繰り返す「暴れ川」 未明の避難指示にためらいも

 「危ないと思ったら、あっという間に家の前で(濁流が)渦を巻いていた。逃げようと思った時には遅かった」。球磨川沿いの中心市街地が浸水した人吉市。自宅の室内が一時1・5メートルの高さまで水につかり、身動きが取れなくなった卸売業の石田たよこさん(72)は、青ざめた表情で4日の豪雨を振り返った。

 「暴れ川」の異名を持つ球磨川は何度も氾濫を繰り返してきた。人吉市は過去…

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