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個性が売り 下町の書店巡り @大阪・阿倍野周辺 本を通し、人をつなぐ

88組の店主が本棚をシェアする「みつばち古書部」=大阪市阿倍野区で2020年6月22日午後4時28分、関雄輔撮影

 出版不況や「本離れ」が叫ばれて久しい。インターネット販売の伸長もあり、新刊、古書を問わず、「街の書店」は苦境に立たされている。一方で、こだわりの選書や実店舗ならではの取り組みで存在感を増す店も少なくない。近年、個性的な古書店が増えている大阪・阿倍野区周辺を訪ねて、改めて書店の魅力を考えた。

 大阪メトロ・文の里駅前の「文の里商店街」に「日替わり店主の古本屋」と掲げた店がある。近くで古書店「居留守文庫」を営む岸昆(きしこん)さん(47)が2017年7月に開いた「みつばち古書部」=地図上の<A>。店内には約40センチ四方の箱が積み上げられ、「ヒロタ文庫」「獺祭(だっさい)文庫」など、それぞれ屋号が書かれている。

 1箱月500円で、個人・団体問わず、誰でも出店できる。交代で店番を務め、売り上げは出品者7割、店番2割、店1割で配分。現在は88組が参加し、104の箱全てが使用されている。岸さんは「書店を小さな単位でリスクなく始められる」と狙いを語る。

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