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関西の大学で教壇に立つ気鋭の研究者4人が交代で時事問題について執筆します。

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コロナ時代の中道に注目=近藤正基

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 各国で新型コロナウイルスの感染が広がっている。特にポピュリストが政権を握る国で苦戦が続いているようだ。アメリカのトランプ大統領やブラジルのボルソナロ大統領は、コロナの脅威を甘く見たために封じ込めに失敗しているように映る。イギリスのジョンソン首相も初期対応が遅れた。

 一般的にポピュリズムは、民衆を代表する立場をとってエリートに対抗する政治スタイルを指すが、専門知や国際協調を軽視するという共通点もある。専門家を遠ざけて、一国のみで解決にあたろうとすれば、十分な感染症対策は取れないだろう。

 すべてのポピュリスト政権の国で感染が広がっているわけではない(たとえばハンガリー)が、ポピュリズムと感染症は折り合いが悪そうだ。仮にコロナ感染が長期化し、これからもポピュリストが失敗を重ねるようなら、その求心力が失われることも考えられる。

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