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窓をあけて

タコの滑り台の話=元村有希子

イラスト 羅久井ハナ

 子ども時代の、夏休みの思い出。

 朝食を済ませるやいなや、兄と2人、市民プールでくたくたになるまで遊ぶ。小遣いで30円のホットドッグを一つ買い、半分ずつ食べて小腹を満たした後、次は近くの公園に走って行く。

 砂場にあるタコの滑り台が私のお気に入りだった。小山のように大きく見えた。脚の吸盤を足がかりに登っては滑り降りる。脚ごとに高さや傾斜や滑る面の広さが異なり、飽きることがなかった。

 頭部はドーム状の空間になっていて、雨宿りにも涼むのにも便利だった。日焼けした肌にモルタルのひんやりとした感触を、今も覚えている。

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