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今週の本棚・なつかしい一冊

中島京子・選 『赤頭巾ちゃん気をつけて』=庄司薫・著

絵・寄藤文平

 (新潮文庫・506円)

 手元にある中公文庫版は1980年発行の25版で、私は高校1年のときに読んだ。単行本が出てから10年以上経(た)っているが、薫くんシリーズ最終作『ぼくの大好きな青髭(あおひげ)』が出たのは1977年のことで、まだ庄司薫さんは現役感があり、私のまわりの人はだいたいこのシリーズを読んでいた。

 出版当時からサリンジャーの『ライ麦畑でつかまえて(キャッチャー・イン・ザ・ライ)』と比較されたけれど、ティーンエイジャーの饒舌(じょうぜつ)体小説としては、日本語で思考された本作のほうが読みやすいし、後進の日本語作家の文体に強く影響したのは、どちらかといえば『赤頭巾ちゃん』ではないかと、私はひそかに思っている。

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