メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

女の気持ち

竹馬の友を悼む 石川県津幡町・山本節子(無職・80歳)

 また1人、大切な幼友達が逝った。彼とはいくつか共通点があった。家が近所で誕生日が数日しか違わず、小学校入学時も席が隣同士だった。共に戦争遺児で母たちは仲良しだった。級長と副級長になって、学芸会では童謡「仲よし小道」を一生懸命踊ったものだ。ほんとうに仲が良く毎日遊んでいた。「大将」はませてきかん気の私の方だった。

 戦後間もない頃、器用な祖父は田舎の広い敷地内に鶏小屋を建てて20羽ほど飼っていた。当時卵は病気でもしない限り食べられない貴重品で、毎日繁盛して売れていた。夏の暑いある日、私はそのお金の入った木箱から現金をくすねた。そして彼、Sちゃんに「アイスキャンデー」を買い与え、2人で食べた。ところが翌日、彼は疫痢になって学校を休んだ。さあ大変! 私は不安になり、バレる、叱られるで真っ青になった。

この記事は有料記事です。

残り218文字(全文569文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. ベーシックインカムじわり脚光 日本でも導入求める声 米独など各国で実験

  2. 入手までの時間がカギ「緊急避妊薬をもっと簡単に」 コロナで不安の声高まる

  3. 「もうええわ」ふるさと納税返礼品業者の叫び 指定取り消しの高知・奈半利町

  4. 新型コロナで「中国に責任を取らせなければ」 トランプ氏 国連総会演説

  5. 羽生善治九段、藤井聡太2冠に80手で公式戦初勝利 王将戦リーグ

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです