「現状知れば机上の空論」 リニア工事巡り静岡知事と国交次官会談、進展なし

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国交省の藤田耕三事務次官(右)と会談する川勝平太知事=静岡県庁で2020年7月10日午後5時3分、古川幸奈撮影
国交省の藤田耕三事務次官(右)と会談する川勝平太知事=静岡県庁で2020年7月10日午後5時3分、古川幸奈撮影

 未着工のリニア中央新幹線南アルプストンネル静岡工区を巡り、10日に静岡県庁であった川勝平太知事と藤田耕三・国土交通事務次官の会談は、インターネットで配信された。品川―名古屋間の2027年の開業に向け、JR東海の準備工事着手を認めるように迫った藤田事務次官に対して、川勝知事は準備工事を認めない姿勢を貫いた。国交省の事務方トップが県庁に乗り込んだが、事態は進展しなかった。【山田英之、古川幸奈】

 JR東海が準備工事として県の了承を求めるヤード(作業場)整備について、藤田事務次官は会談で、大井川の水資源への影響が小さく、なし崩しでトンネル本体工事に入らないために歯止めをかけていると主張。川勝知事は「本体工事と一体とみなす共通理解がある」と答えて同意せず、大井川流域10市町と話し合ったうえでの結論だと説明した。

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