イスタンブールの博物館を再びモスクに 大統領が命令 ユネスコは懸念

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アヤソフィアの外で礼拝を行うイスラム教徒ら=トルコ・イスタンブールで2020年7月10日、APrel)
アヤソフィアの外で礼拝を行うイスラム教徒ら=トルコ・イスタンブールで2020年7月10日、APrel)

 トルコのエルドアン大統領は10日、世界遺産のイスタンブール歴史地区にある代表的な建物で博物館のアヤソフィアをモスク(イスラム教礼拝所)とする大統領令に署名した。アヤソフィアはかつてキリスト教東方正教会の総本山だったため、東方正教会のギリシャやロシアなどが博物館としての地位を継続するようトルコに呼びかけており、決定に反発している。

 アヤソフィアはキリスト教の大聖堂として6世紀にビザンツ帝国が建立し、ビザンチン建築の代表例とされる。オスマン帝国が1453年にコンスタンティノープル(現在のイスタンブール)を征服し、モスクとして改装。トルコが共和制に移行後、政教分離を進めたアタチュルク初代大統領の下で無宗教の博物館とされた。イスラム教の尖塔(せんとう)とキリスト教のモザイク画が混在するなど異文化が共存し、トルコの世俗主義を象徴す…

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