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なぜ子供を車内に置き忘れてしまうのか 「展望的記憶の失敗」とは

車内に子供を置き忘れて死なせてしまうケースが相次いでいる=ゲッティ

 子供を車内に置き去りにして熱中症などで死なせてしまう事案が毎年のように繰り返されている。茨城県では6月、在宅勤務中だった父親が2歳の娘が車内にいることを忘れて放置し、死亡させた。ネット上では「子供を忘れるなんて信じられない」という非難の一方で「ありえないとは言えない」「ヒヤリとした経験がある」などという投稿が相次いだ。痛ましい死を防ぐ手立てはないのだろうか。背景を探った。【統合デジタル取材センター/生野由佳】

 茨城県警によると、つくば市で6月17日、朝に父親が小学生の姉と2歳の妹を車に乗せ、姉を小学校に送った後、妹を保育園に預けるのを忘れて自宅に戻り、下校する姉を再び車で迎えに行く際、後部座席のチャイルドシートでぐったりした妹を発見したという。父親はコロナ禍による在宅勤務中で「仕事のことで頭がいっぱいだった」と供述しているという。

 ツイッターでは「親としてありえない行動」「子供に愛情がなかったのでは」という批判の声も多かったが、目立ったのは自身が不安を覚えたエピソードだった。「赤ちゃんを家に置いたまま出かけようとしていた」「外出先から帰る時、3人の兄弟のうち、眠っていた一番下の子を忘れそうになった」「自転車のチャイルドシートにいた子供の存在を忘れ、置いたままスーパーに入ってしまった」など、ヒヤリとした体験を語る人は少なくない。

 また「スーパーに買い物袋を忘れて、家に帰ってしまうの…

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生野由佳

兵庫県出身。2003年入社。福島支局、阪神支局、大阪社会部、2度目の阪神支局を経て2020年4月より統合デジタル取材センター。JR福知山線脱線事故や阪神大震災を中心に取材してきました。被害者支援や障害福祉分野に関心があります。趣味は銭湯巡り。

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