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号外渡辺が初の名人位奪取 豊島降し、現役最多の3冠に

前衛短歌の旗手、岡井隆さん死去 92歳 文化功労者、戦後の歌壇をリード

歌人、岡井隆さん。若かりし頃は寺山修司らとともに、前衛短歌の旗手と呼ばれた=皇居前広場で2014年10月7日、武市公孝撮影

 前衛短歌運動の旗手として戦後の歌壇をリードし、皇室の和歌の指導役も務めた歌人で文化功労者の岡井隆(おかい・たかし)さんが10日、心不全のため東京都内の自宅で死去した。92歳。葬儀は近親者のみで営む。後日お別れの会を開く。

 名古屋市生まれ。慶応大医学部卒。10代から短歌を始め、歌誌「アララギ」を経て1951年、近藤芳美の「未来」創刊に参加した。内科医として病院勤務の傍ら、塚本邦雄、寺山修司らと前衛短歌運動を起こした。60年安保闘争などを背景に、歌壇の旧弊を打ち破る超結社の活動を展開。吉本隆明と「定型」をめぐって論争した。第1歌集「斉唱」(56年)、第2歌集「土地よ、痛みを負え」(61年)で、リアリズムを脱し思想性、実験性に富む独自の歌風を築き、後進に影響を与えた。<母の内に暗くひろがる原野(げんや)ありてそこ行くときのわれ鉛の兵>は初期の代表歌。

 70年代以降、現代に生きる人と社会を見つめた自在な創作に取り組んだ。80年代には「ライトバース」を提唱するなど、意欲的に新境地を開拓し続けた。83年に歌集「禁忌と好色」で迢空賞、2000年に「ヴォツェック/海と陸」などで毎日芸術賞を受賞。他に「鵞卵亭(がらんてい)」、「親和力」(斎藤茂吉短歌文学賞)、「ウランと白鳥」(詩歌文学館賞)など歌集は30冊を超える。後期の代表歌に<ぐろうばりぜいしよん。…

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