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「リバティおおさか」休館に思う 差別は誰もが当事者 毎日新聞記者、自分のルーツ触れた場所 /大阪

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大阪人権博物館でガイドボランティア代表を務めた前田勝正さん=大阪市浪速区の大阪人権博物館で、韓光勲撮影
大阪人権博物館でガイドボランティア代表を務めた前田勝正さん=大阪市浪速区の大阪人権博物館で、韓光勲撮影

歴史学ぶ大切さ実感

 大阪人権博物館(リバティおおさか)=大阪市浪速区浪速西3=が6月1日に休館した。記者(27)は大阪市出身で、博物館にほど近い場所で生まれ育った。幼少期から何度も訪れ、自身のルーツに触れた場所でもあった。5月28日、数年ぶりに訪れた。【韓光勲】

 「部落問題コーナー」で一つの展示に目が留まった。江戸時代の長野県にあった墓石だ。刻まれた戒名の中に「革」の1字がある。埋葬者が皮革業を担ってきた被差別部落出身だったことを表す。この「差別戒名」の存在を知り「死後まで差別されるのか」と言葉を失った。

 展示の幅は広い。他にも労働問題、LGBTなど性的少数者、ハンセン病、薬害エイズ、在日コリアン、アイヌ民族。それぞれの歴史的な経緯を解説する資料が並ぶ。1時間以上をかけて、じっくりと見て回った。

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