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5G整備、米国内対立 ホワイトハウス、衛星利用を支持 国防総省・航空業界、通信障害を懸念

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 日本でも今春からサービスが始まった第5世代(5G)移動通信システムの整備をめぐり、米国で激しい政権内対立が起きている。周波数割り当てを決める米連邦通信委員会(FCC)が、ベンチャー企業に全地球測位システム(GPS)に近い周波数帯の使用を認めたことに、国防総省や航空業界が「GPSに支障が出る」と強く反発。一方、5Gの早期整備を急ぐホワイトハウスは決定を支持する。異例の対立には、5GやGPSをめぐる米中の覇権争いも複雑に絡み合っている。【会川晴之、松倉佑輔】

 5Gは通信速度が現在の4Gの10~100倍となる高速性や大容量が売り物。4Gでは2時間の動画をダウンロードするのに約5分かかるが、5Gなら数秒で済む。スポーツや音楽ライブなどの視聴では、好きな場所や角度から超高精細な仮想現実(VR)映像を楽しめる。自動運転や工場の機器制御などでの利用も期待され、将来の産業競争力を左右すると言われる。中国が先行し、日本、韓国などでもサービスが始まった。

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