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新・心のサプリ

長い時間とその努力を=海原純子

 自分に納得できずに「こんな自分ではダメだ」と常に自己批判を続けて、揚げ句の果てにうつ状態になっている人は、とても多い。自分を客観的に評価するのはいいことだが、否定的な見方にかたより、自分のものの見方に固執して他人の意見をきかなくなっているのが残念なことだと常々思う。

 ある企業に20代の社員がいて、上司も先輩たちも「よくやっているね」という評価。でも自分では先輩と同じようにできない、こんなことではダメだ、と常に自己批判を続けて、ついに心を病んでしまった方がいる。ダメだと思って努力するのはいいのだが、努力しても先輩と同じようにできないのは当たり前で、そのことがわからなくなっているのだ。

 こうした若者に先輩は「それで大丈夫で、よくやっている」と何度も繰り返して励ますのだが、なかなかそれをきいてもらえない。若者の早く上達したいと思う気持ちもわかるのだが、努力家の若者が不当な自己評価で病んでしまうのは、本人だけでなく会社にとっても社会にとっても大きな損失だ。

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