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「難民鎖国」は今

世界の難民・国内難民の数は、過去最多の7950万人(2019年末)に上る。一方、日本では難民認定申請者1万375人のうち、難民認定されたのは44人にとどまる。「難民鎖国」とも言われる現状はなぜ変わらないのか。当事者、関係者と考えたい。

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「難民鎖国」は今

アンジェリーナ・ジョリーさんに導かれ難民支援 UNHCR親善大使MIYAVIさん

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毎日新聞のインタビューに答えるUNHCR親善大使のMIYAVIさん=東京都渋谷区で、小川昌宏撮影
毎日新聞のインタビューに答えるUNHCR親善大使のMIYAVIさん=東京都渋谷区で、小川昌宏撮影

 多くの人が自分には「縁遠い」と感じているのではないか。難民をめぐる状況のことだ。世界の難民・避難民は人口100人に1人以上と史上最多水準に達したが、日本の難民認定率は極端に低いままだ。そんな中、一人の日本人ミュージシャンがギター1本でキャンプの子供たちを元気づけ、難民への理解と支援を広げている。2017年に日本で初めて国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)親善大使に任命されたロックミュージシャンのMIYAVI(ミヤビ)さん(38)。その情熱の源泉を探った。【和田浩明/統合デジタル取材センター】

難民・避難民7950万人「世界は燃えている」

 --UNHCRは6月、世界の難民・避難民の数が2019年末で7950万人になったと発表しました。前年に比べ約870万人、1割以上の急増です。どう受け止めましたか。

 ◆この数字は、自分のように難民支援に関わる人間にとっても、いろいろなことを考えさせられるものでした。世界人口の1%、100…

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