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アートの扉

発見!お宝 原爆の図丸木美術館/1 丸木位里・俊 「原爆の図」第1部 幽霊 大衆が描かせた絵画

丸木位里・俊 「原爆の図」第1部「幽霊」

 原爆投下から75年の夏。体験者の減少とともに、近年は「記憶の継承」が重要な課題とされるが、かつては原爆被害を伝えることさえ禁じられた時代もあった。

 戦後まもなく日本を占領した連合国軍は報道規制を行った。被爆写真の公開も禁じられた。広島出身の水墨画家・丸木位里(いり)と、妻で油彩画家の丸木俊(とし)が、最初の「原爆の図」(第1部 幽霊)を発表したのは、1950年。米ソの核開発競争が本格化し、朝鮮戦争も勃発した。

 高さ1・8メートル、幅7・2メートルの大画面。等身大に描かれた受難の群像は、背景が省略され、色調も抑えられて、そのために観(み)る者の想像力を広げ、深く印象に刻まれた。隠された被爆の記憶を伝えただけでない。同時代の戦争や、近未来に起こり得る核被害への警鐘の役割も担うことになった「原爆の図」は、国内外を巡回して大きな反響を巻き起こした。そんな「原爆の図」を丸木夫妻は、大衆が描かせた絵画、と語った。

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