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香港の民主派は12日夜、立法会(議会)議員選(定数70、9月6日投開票)に向けて同日まで2日間にわたり実施した予備選の投票者が約61万人だったと発表した。予備選は民主派同士の共倒れを防ぐために候補者を絞るのが目的で、計51人が立候補した。投票者数は当初の目標だった17万人を大幅に上回った。政府側は、予備選が国家安全維持法(国安法)に違反する疑いがあると威嚇したが、多くの市民が萎縮せず投票所に足を運んだ。民主派は「香港人が自由と民主を諦めていないことを世界中に示した」と誇った。
民主派は、2019年11月の区議選(地方議会選)で圧勝した際に民主派候補が獲得した計約170万票の1割を投票者数の目標とした。投票所が区議選の466カ所より大幅に少ない約250カ所で、有権者への周知や投票の呼びかけも政府が行う正式な選挙に比べて不足するためだ。61万人は、立法会選の登録有権者約445万人の約13・7%にあたる。予備選事務局を統括する戴耀廷・香港大准教授は12日夜の記者会見で「国安…
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