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「夜の街ひとくくりは迷惑」 対策しているのに…大阪知事の「名指し」に困惑

大阪府の吉村洋文知事は新型コロナウイルス対策本部会議後の記者会見で、3密の回避や「夜の街」での感染防止対策の徹底を呼びかけた=大阪市中央区の府庁で2020年7月12日午後7時55分、田畠広景撮影

 新型コロナウイルスの感染者数が急速に増え、警戒段階の「黄信号」が点灯した大阪府。吉村洋文知事は「夜の街」で若者の感染が広がっているとして、「感染の震源地を効率的に抑えていく」と強調したが、名指しされた「夜の街」の関係者は戸惑いを隠せない。一方、新型コロナの専門病院は感染の広がりに危機感を募らせている。

 府は12日夜に開かれた対策本部会議で、6月14日~7月11日に感染が判明した209人の分析結果を公表。夜の繁華街で働く従業員や利用客らが70人を占めた。府内では6月中旬、大阪・ミナミのバーを利用したとされる複数の客らによる集団感染が判明した。しかし、それ以外は特定の店や業種での感染は確認されておらず、「夜の街」とひとくくりに言っても居酒屋を含む飲食店からホストクラブやキャバクラなど接待を伴う店まで幅広い。

 会議では「夜の街」の範囲を巡って府幹部で意見が分かれ、吉村知事が「『夜の街』の定義づけは困難だ」と発言する一幕もあった。府は感染防止対策を取っていない施設に限定して利用自粛を呼びかける他、ミナミでは臨時のPCR検査場を設け、「夜の街」で働く従業員らに積極的な受診と対策の徹底を求める。

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