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大阪モデル「黄信号」継続 13日も新たに18人感染 経路不明も半数

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黄色くライトアップされた通天閣=大阪市浪速区で2020年7月13日午後7時28分、本社ヘリから加古信志撮影

 新型コロナウイルス感染者の急増を受け、大阪府は12日、休業などを要請する際の独自基準「大阪モデル」に基づき、警戒を呼びかける「黄信号」を初めて点灯させた。13日も新たに未就学児を含む男女18人の感染が判明。経路不明者も半数を占め、2日連続で点灯の基準を上回った。府は「夜の街」で若者の感染が広がっているとして予防対策を強化する一方、公立学校の一斉休校や施設の休業は求めない方針だ。

 府内では12日に32人の感染が判明し、1日当たりの感染者数は5月21日に緊急事態宣言が解除されて以降で最多を更新。この1週間は新規感染者数が急速に増え、経路不明者数も高止まりしている。

 大阪モデルは「黄信号」が点灯する条件として①新規の感染経路不明者(直近7日間平均で10人以上)②経路不明者数の前週比(同2倍以上)③直近7日間の累積新規感染者数(計120人以上かつ後半3日間で半数以上)――の3指標を設定。12日は全て基準を上回った。13日も①14人②2・33倍③152人かつ後半3日間は78人――で、黄信号の点灯は継続された。

 モデルの基準は3日、社会経済活動の維持を重視する吉村洋文知事の意向を反映する形で、黄信号が点灯しにくいように緩和されたばかりだった。

 府は12日夜に開かれた対策本部会議で、6月14日~7月11日に感染が判明した209人の分析結果を公表。全体の33%を占める70人が夜の繁華街で働く従業員や利用客らで、うち89%(62人)が10~30代の若い世代だった。吉村知事は会議で、飲酒を伴う「夜の街」関連と若者の間で感染が広がっていると指摘。「社会経済に与える影響を最小限にしながら、ピンポイントの戦略を打つ」と述べた。

 会議では、府民に「3密」の回避を含む感染防止対策の徹底を求める方針が決まった。20代の感染が急増しており、夜の繁華街で飲食する若者には大声での会話や回し飲みを控えるよう、大学や専門学校を通じて注意を促す。対策を取っていない「夜の街」の施設の利用自粛も呼びかける。

 施設側には感染防止ガイドラインの順守や感染者が出た場合の追跡対策の導入を求めた。重症化リスクが高い高齢者への感染拡大を防ぐため、高齢者や関連施設に注意喚起する。

 通天閣(大阪市浪速区)と太陽の塔(大阪府吹田市)では警戒度を示すライトアップが再開され、13日も黄色のライトが点灯した。

 一方、大阪モデルでは重症者の病床使用率が70%以上に達した場合、医療崩壊の恐れがあるとして「非常事態」を示す「赤信号」がともるが、感染が相次いでいる若者の多くは軽症か無症状で、使用率は2・7%(13日現在)にとどまっている。【芝村侑美、石川将来】

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