「死に追いやってしまった」「逮捕されるのが怖い」 木村花さん誹謗中傷 加害者の心情
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「花ちゃんの命を奪ってしまったかもしれない」「死に追いやってしまった」「苦しいです」――。5月に急死した女子プロレス選手の木村花さん(22)に対し、SNS上で誹謗(ひぼう)中傷を書き込んだ人たちの声が、取材を通じて浮かび上がった。花さんが出演していたフジテレビの人気リアリティー番組「テラスハウス」の演出にあおられ、心ない言葉を浴びせてしまった人たち。一人の命の重みを前に、今何を思うのか。【宇多川はるか、牧野宏美/統合デジタル取材センター】
「私は生きていいのか」
名乗らなくてもカウンセラーに悩みを相談できる相談窓口。NPO「あなたのいばしょ」が運営するチャットには、花さんの死去後、誹謗中傷を書き込んだという相談が、7月初旬までに10件あった。相談者は10代から30代の男女で、うち8件は10代女性だった。
<もっとこうした方がいいよ、という気持ちで書き込んだ>
<誹謗中傷だったのかも>
<誰にも話せなかった>
<私は生きていいのかわかんない>
寄せられた相談の一例だ。代表の大空幸星(こうき)さん(21)は言う。「…
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