2軍落ちの阪神・藤川球児、「火の玉」復活を信じる恩師の思い

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6月23日のヤクルト戦で最後を締めた阪神の藤川球児=東京・神宮球場で、梅村直承撮影
6月23日のヤクルト戦で最後を締めた阪神の藤川球児=東京・神宮球場で、梅村直承撮影

 偉大な記録への挑戦に、黄信号がともった。名球会入りの条件、日米通算250セーブまであと5セーブに迫りながら救援失敗が続く阪神の守護神・藤川球児投手(39)が、12日に1軍出場選手登録を抹消された。防御率は15・75。「大事なポジションだけに、今の状態では力になれない」と自ら語る。それでも復活を信じる人はいる。若手時代に指導し、恩師でもある山口高志さん(70)はその一人。「今シーズンは、彼の人生そのものに重なる」と山口さん。その意味とは。【田中将隆】

今季は5試合中4試合で失点

 11日のDeNA戦。1点リードで迎えた九回に藤川がマウンドに向かうと、代名詞「火の玉ストレート」をイメージし、藤川が炎をまとう映像がバックスクリーンのビジョンに映し出された。今季から始まった演出で、観客席からは拍手が送られた。だが1アウトを取った後、梶谷に粘られて7球目で四球を出すと、雰囲気が一転した。

 続く桑原にはファウルで粘られ、8球目の直球を中前に運ばれた。中堅手・植田の後逸もあって同点に。続くソトには高めの直球を左中間に運ばれる2ラン。スタンドに入る打球に目をやり、がっくりと肩を落として降板した。試合はそのまま2―4で敗れ、「みんなが頑張ってゲームを作ってくれていたのに、本当に申し訳ない」と語った。今季は抑えとして5試合に登板。2セーブを挙げるも、失点したのは4試合目になる。

過去に250セーブ達成は3人

 250セーブは、これまで3人しか達成していない。横浜(現DeNA)や米マリナーズで活躍し…

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