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新型コロナ 精いっぱいのソーセージ×2追加 西宮市立小、夏休み短縮授業の給食に /兵庫

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 西宮市立小学校で夏休みを短縮して授業を実施する期間、希望する児童に提供する簡易給食の献立の品数が不足していると市議会や保護者から批判が出ていた問題で、同市教委は13日、追加の献立を発表した。7月下旬は牛乳とパン、ジャムなどのみのおかずのない献立を維持し、8月後半は毎日スティック型ソーセージ2本と、デザートのない日に冷凍フルーツを追加する。1食当たりの保護者負担は130円を維持し、献立変更で新たに給食を希望する保護者には、8月分のみ追加の申し込みを受け付ける。【稲田佳代】

 市教委によると、献立を再検討した結果、7月下旬の簡易給食は発注が間に合わず、追加を断念した。8月17~31日の献立には、非加熱で食べられるスティック型ソーセージを毎日2本追加し、ゼリーやプリンなどのデザートがない日には、冷凍パインや冷凍みかんをさらに加えた。

 その結果、元の献立では、1食当たりのエネルギーが学校給食の基準値(3、4年生)の75%程度しかなかったが、追加された献立では、基準をほぼ満たすことになった。

 市教委によると、新型コロナウイルス感染拡大による休校の影響で、5月に6月からの学校再開当初の弁当給食の提供を検討したが、業者から「急に言われてもできない」と断られて断念。夏休みを短縮した場合の給食の提供は6月から検討を始めたが、「給食調理室が工事や備品の入れ替えで使用できない」として調理の不要なパンと牛乳、ジャムなどのみの献立に決めた。

 しかし、品数の不足を懸念した市議会が、献立の充実を求める決議を全会一致で可決。急きょ献立を再検討し、食材を納入する食品卸業者に、サラダやちくわなどの提供を打診したが「扱っていない」と断られ、逆にスティック型ソーセージと冷凍フルーツの追加を提案されたという。

 1年の女児を学童保育に通わせる母親(33)は、当初の簡易給食では少ないと考え、弁当を持たせるつもりだった。「内容次第で申し込もうと思っていたが、毎日ソーセージとは……。娘が毎日は嫌だと言う気がする」と困惑する。簡易給食を申し込んだ5年と3年の男児がいる共働きの母親(39)は「子どもたちは元の献立を見て『絶対嫌。家で食べたい』と言っていたが、友達と食べてほしいと申し込んだ。元々栄養面は期待していない」と話した。

 市教委の漁修生(りょうしゅうせい)学校教育部長は「検討のタイミングが遅く、温かい給食が提供できず申し訳ない。十分満足してもらえる内容になっていないが、これが精いっぱいだ」と釈明した。

〔阪神版〕

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