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改ざんさせられ自死「真相を」近畿財務局職員の妻、15日意見陳述 森友国賠訴訟

自殺した近畿財務局職員、赤木俊夫さんの遺影や手記を前に、裁判への思いを語る妻雅子さん=大阪市内で2020年7月14日午後2時3分、伊藤遥撮影

 「ありがとう」――それが最愛の夫から聞いた最後の言葉だった。学校法人「森友学園」への国有地売却を巡る財務省の文書改ざん問題で、自殺した近畿財務局職員、赤木俊夫さん(当時54歳)の妻雅子さん(49)が14日、毎日新聞の取材に応じた。赤木さんは毎日遅くまで改ざん作業を強いられ、「内閣が吹っ飛ぶようなことをさせられた」と苦悩していたという。「夫に何があったのか、真相を知りたい」。雅子さんは15日、同省理財局長だった佐川宣寿氏と国に損害賠償を求めた大阪地裁の訴訟で、初めて意見陳述する。

 結婚したのは25年前。優しい性格にひかれた。赤木さんは書道や落語が趣味で、毎週末のように展覧会や寄席に2人で出かけた。平日はスーパーで一緒に買い物をして帰宅した。「晩ご飯は何にする?」。何気ない会話が幸せだった。

 夫婦の生活が一変したのは2017年2月。近畿財務局が学園に、格安で国有地を売却した問題が表面化した。学園が計画する小学校の名誉校長に、安倍晋三首相の妻昭恵氏が就任していたことで国会が紛糾し、財務局も対応に追われた。

 手帳によると、赤木さんは終業時刻が午前3時を過ぎることもあった。口数が少なくなり、朝は重い体を引きずるように家を出た。同年7月、うつ病を発症して休職。「ちくしょう、ちくしょう」と言いながら…

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