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SUNDAY LIBRARY

本郷 和人・評『商う狼 江戸商人 杉本茂十郎』永井紗耶子・著

◆『商う狼 江戸商人 杉本茂十郎』永井紗耶子・著(新潮社/税別1700円)

 近江商人は「三方よし」を信条として商いに励んだという。「買い手よし 売り手よし 世間よし」。購買者は満足、販売者も得を取る。もう一つ。世間すなわち社会に対して貢献しよう。それでこそ商売は安定する、というのが近江商人の考え方であり、心意気でもあった。

 古く、商人は世界各地で不当に低い評価を受けた。自分は何も生み出さず、右のものを左に動かすだけで利益とする。それは神の御心に背く、というわけだ。日本でも商人は長く正当な評価を受けなかった。逆風の中で、彼らは自身の存在意義を求め続けた。本書も言及する「三方よし」はその精華といえる。

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