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 東京都知事選が終わった。予想通りの結果だった。しかし、都知事が決まっても課題が山積みであることは変わらない。とりわけ都内の新型コロナウイルスの感染がなかなか終息しない一因は人口の首都圏集中であろうが、それをどう変えていくかは難しい。

 江戸時代の人口は1834年時点で約2700万人だった。その中で、首都である京都の人口は集中するどころか減り続け、同じ時期には約30万人だったと思われる。一方、政治都市である江戸の人口は100万を超えた。世界の諸都市の中でもっとも多い都市人口だ。にもかかわらず、わずか全国人口の4%ほどである。

 ところが2020年現在、都の人口は全国人口の約11%に達する。江戸とほぼ同じ範囲である23区内は7、6%だが23区外には都心へ働きに出る人が多いわけだから、約10%の集中だと考えていいだろう。江戸時代は首都機能が首都の京都、政治都市の江戸、経済都市の大坂に分かれていた。それで分散したのだが、しかし三都の人口を合計しても全国人口の6%程度である。働く生産現場が全国の農村にあったからだ。サービス産業…

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