大切な人へ備蓄ゼリー 防災企業、震災経験基に開発 お中元、需要高まる /宮城

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仙台市の老舗百貨店・藤崎がお中元として販売している、長期に備蓄できるゼリー飲料の詰め合わせ
仙台市の老舗百貨店・藤崎がお中元として販売している、長期に備蓄できるゼリー飲料の詰め合わせ

 新型コロナウイルス感染症の影響が続く中、仙台市の老舗百貨店・藤崎は長期に備蓄できるゼリー飲料の詰め合わせを、お中元として発売した。多賀城市の防災関連企業が東日本大震災時の経験を基に開発、担当者は「大切な人の命を思って贈って」と話す。災害に備える自治体や企業からも備蓄ゼリーへの需要が高まっている。

 「万人受けするゼリーに、一見備蓄食に見えないかわいい見た目も特徴です」。お薦めのギフトを並べた一角で藤崎の営業企画担当、大江田識名さん(50)がPRする。多賀城市のワンテーブルが作る「LIFE STOCK」は4層のフィルムに包むことなどで5年保存が可能になった。味は洋梨とグレープの計12個入りで、4320円。手軽に200キロカロリーが補給でき、外国人や幼い子どもも一目で分かるよう、パウチ容器に大きく果物の絵をプリントした。

 震災後、一時的に備蓄食をギフト化する動きはあったが定着しなかったという。「3・11を忘れないように」と大江田さん。被災地・宮城の商品を地元百貨店から発信したいと取り入れた。6月の発売以降、牛タンやかまぼこなどの定番ではないギフトとしては好調な売れ行きという。

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