東日本大震災の語り部などの伝承活動を支援しようと、3・11メモリアルネットワークは14日、仙台市内で「伝承力アップ講座」を開いた。参加者らは、組織作りを学ぶことで持続的な伝承活動に生かす方法を考えた。
県内外の語り部団体などから12人が出席し、オンラインでも2人が参加。特定NPO法人「日本NPOセンター」の田尻佳史氏と、広島土砂災害で地元に建てられた交流施設「復興交流館モンドラゴン」の松井憲氏が講師として登壇した。
持続可能な活動には、財源、組織が実現したい「ミッション」の共有、人的基盤の3要素が重要とされる。田尻氏は「東日本大震災は当初から、民間企業の助成で有給スタッフを雇用できたが、潜在的支援者とのつながりを強め、裾野の広い支援基盤が重要」と指摘。松井氏は災害当初は、高齢者らの心のケアに注力したが、現在は伝承に重点が移っているとし、「継続してきた活動をやめる勇気も必要。ミッションに立ち返り、やるべきこと…
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