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三重・明和町 河田フェザー 羽毛再生、仕組みを構築 /愛知

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 ふんわり体を包み込むダウンジャケット、心地よい眠りをもたらしてくれる羽毛布団。冬に欠かせない羽毛製品を国内に浸透させたのが、三重県明和町の羽毛専業メーカー、河田フェザーだ。5代目の河田敏勝社長(60)は「常に時代の先を読み、新たな羽根の世界を切り開いてきた」と自負を口にする。

 創業は1891(明治24)年。香川県出身の初代・河田寅吉氏が東京で羽毛商を始めた。1949年に名古屋市に拠点を移し、車のほこりを払う毛ばたきや、東京タワーの観光土産として人気を集めた羽根つきペンなど、ヒット商品を生み出してきた。神社の縁起物として欠かせない破魔矢も同社が手がけた。その後、ダウンジャケットや羽毛布団の生産に着手。90年には明和町に明和工場を建設した。

 同社が生産する羽毛製品は「河田基準」と呼ばれ、世界的に評価が高い。それを可能にしているのが同町の地下水。国内有数の雨量を誇る大台ケ原山地が生み出す豊かな水を使い、独自に開発した機械で、羽毛の洗浄や乾燥を行う。長い年月をかけて地下にしみ込んだ水は軟水で羽根を傷める心配がなく、羽毛の脂肪分などをきれいに取り除くことができる。

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