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第66回青少年読書感想文全国コンクール

絵本で開く、世界の「窓」 お笑い芸人・ひろたあきらさん

=宮本明登撮影

 <読んで世界を広げる、書いて世界をつくる。>

 お笑い芸人、ひろたあきらさん(31)の自宅の本棚には300冊以上の絵本が並ぶ。絵本の読み聞かせに取り組み、2019年には自ら創作した絵本「むれ」を出版し、「絵本芸人」と称している。ひろたさんにとって絵本は、ページをめくればどこへでも行ける「世界をのぞける窓」だという。【篠口純子】

 「一匹だけ毛がありません」。ページいっぱいに描かれたヒツジの群れを示しながら、自ら描いた絵本「むれ」を読み聞かせる。子どもたちは一斉に毛のないヒツジを指さす。「むれ」は、鳥や魚、花など、さまざまな群れの中から一つだけ違うものを探す楽しさを味わえる。最後は、群れから外れた一匹のアリに、ある出合いが訪れる。多様性の受容や個性の尊重といったメッセージが込められ、子どもから大人まで幅広い世代に人気になっている。

 当初は違う結末を考えていたが、10回以上試行錯誤を繰り返した。びっしりと描かれたアリや魚の群れは、一つ一つすべて手描きだ。「締め切り直前まで何度も描き直しました」と振り返る。色鉛筆は握れなくなるほど短くなり、100枚以上もボツにした。徹夜をしても間に合わず、出版社の会議室でギリギリまで色を塗った。

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