世界が評価した核爆発映像の作者 広島で挑む新たな反核表現とは

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米国による史上初の核爆発だった「トリニティ」実験や、広島、長崎への原爆投下を含む2000回以上の核爆発を表現した橋本公さんの映像作品「1945-1998」(C)2003 Isao HASHIMOTO
米国による史上初の核爆発だった「トリニティ」実験や、広島、長崎への原爆投下を含む2000回以上の核爆発を表現した橋本公さんの映像作品「1945-1998」(C)2003 Isao HASHIMOTO

 米国が1945年7月16日に西部ニューメキシコ州で行った史上初の核実験「トリニティ」から、16日で75年を迎える。この初実験から広島、長崎への原爆投下を含む2000回を超える核爆発を、14分24秒の映像作品として発表し、世界で評価された日本人アーティストがいる。映像作家で学芸員の橋本公(いさお)さん(60)。広島を拠点に、被爆の実相を伝えるための新たな展示に挑戦する橋本さんの、これまでの歩みと現在地を取材した。【和田浩明/統合デジタル取材センター】

14分24秒に2000回超の核爆発 「作っていて怖くなった」核の狂気

 「イサオ・ハシモト」の名を世界に知らしめたのが、橋本さんが武蔵野美大在学中の2003年に発表した映像作品「1945-1998」だ。核実験全面禁止条約機関(CTBTO)が、核の脅威への理解促進に「最も有効な一手段」と評し、現在も同機関のウェ…

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