高山さん「プレーボールかかった感じ」 遠野さん「ゴールではない」 芥川賞受賞

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芥川賞に選ばれた高山羽根子さん(右)と遠野遥さん=東京都内で2020年7月15日午後、屋代尚則撮影
芥川賞に選ばれた高山羽根子さん(右)と遠野遥さん=東京都内で2020年7月15日午後、屋代尚則撮影

 第163回芥川・直木賞(日本文学振興会主催)の選考会が15日、東京・築地の料亭「新喜楽」で開かれ、芥川賞に高山羽根子さん(45)の「首里の馬」(新潮3月号)と遠野遥さん(28)の「破局」(文芸夏季号)、直木賞に馳星周さん(55)の「少年と犬」(文芸春秋)が選ばれた。高山さんは3回目、遠野さんは初、馳さんは7回目の候補での受賞。遠野さんは平成生まれ初の芥川賞受賞となる。今回は新型コロナウイルス感染防止のため、選考委員の一部がオンライン参加するなど異例の選考会となった。贈呈式は8月下旬、東京都内で開かれる予定で、正賞の時計と副賞の100万円が贈られる。

 高山さんは富山市生まれ。多摩美術大美術学部卒。2010年に作家デビュー。16年、「太陽の側の島」で林芙美子文学賞を受賞した。受賞作は、沖縄のある古ぼけた資料館でデータ整理をする女性、未名子(みなこ)が主人公。ネット回線を通じ、パソコンの画面越しに世界の人々にクイズを出題するという風変わりな仕事も持っている。ある日、未名子の前に沖縄在来の一頭の馬が現れ、不思議な世界がさらに拡張していく。小さな歴史…

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