シベリア「8万年に1度」の異常高温 北極圏最高の38度、永久凍土喪失も

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シベリア北部ノリリスクの発電所施設の油流出事故で、汚染拡大を防ぐため河川に設置されたオイルフェンス=ロシア海洋救助局提供・AP
シベリア北部ノリリスクの発電所施設の油流出事故で、汚染拡大を防ぐため河川に設置されたオイルフェンス=ロシア海洋救助局提供・AP

 シベリアで今年初めから続く記録的な高温は、「人為的な気候変動の影響なしではほぼ起こりえなかった」とする解析結果を、欧州の気象機関とロシアなどの国際研究グループが15日(日本時間16日午前)に発表した。研究グループは、北極圏を含む地球全域で熱波や異常気象への耐性を持ったインフラ整備を急ぐよう訴えている。

「気候変動なしで起こりえなかった」

 発表によると、シベリアの広い範囲で今年1~6月の平均気温は、1981~2010年の同期間の平均と比べて5度以上高かった。冬に発生した強いジェット気流で寒気が蓄積されなかったことなどが影響した。シミュレーション分析の結果、1~6月の異常高温は、人為的な気候変動がなければ「8万年に1度」未満しか発生しないと試算されたという。

 シベリアで続く異常な高温の影響は、山火事…

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