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京アニ事件が浮き彫りにした集団救急の課題 対応した医師が求める「仕組み」

兵庫県のエリア災害モードの表示画面。消防と各病院が情報を共有できる=兵庫県災害医療センターで2020年1月16日午後4時59分、菅沼舞撮影

 死者36人、重軽傷者33人と平成以降最悪の被害を出した「京都アニメーション」第1スタジオ(京都市伏見区)での放火殺人事件から1年。消防と病院による救急の経過は、「火災と集団救急という経験したことのない複合災害」(市消防局)に問題なく対処できたと評されている。だが、そこには都市部で救急病院の数が多い環境に救われたという側面もある。現場で救急に関わった京都の医師らは事件で見えた問題を指摘する。

 京都市消防局の最初の出動指令は出火推定時刻から4分後の午前10時35分。建物内にいた社員ら70人中33人は取り残されて命を落としたが、37人が同38分までに脱出していた。最初の救急隊到着は同43分。トリアージを行い、無傷だった1人を除く36人を搬送した。重症10人、中等症6人、軽症20人で、二つの赤十字病院をはじめ京都府内の計8病院が受け入れた。重症者の収容は午後0時23分に完了した。消防局は搬送に問題はなかったとの見解だ。

 京都第二赤十字病院(京都市上京区)が消防局から一報を受けたのは午前10時55分ごろ。医師派遣を申し出て準備を始め、同11時半に受け入れ可能人数の照会も受けて、宮国道太郎さん(36)ら医師2人が出発した。

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