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<地域から>
広島・長崎に原爆が投下されて今年で75年。被爆者の減少で惨禍の記憶が薄れる中、被爆者の子や孫世代が被爆体験をつむごうとしている。京都「被爆2世・3世の会」は府内の被爆者やその家族・遺族から体験を聞き取り、記録・発信する活動を展開。事務局長の平信行さん(69)は「戦争は二度とあってはならない、というのが、被爆者の共通の思いだ」と語る。【まとめ・菅沼舞】
京都府内で「被爆者健康手帳」を持つ人は約900人。そのうち約400人が被爆者で作る「京都原水爆被災者懇談会」のメンバーです。戦後75年の今、被爆者の多くが世を去りました。京都「被爆2世・3世の会」は2012年10月に発足しました。私自身も被爆2世で、軍属だった父は22歳の時に広島・宇品で、母は18歳の時に広島・江波で被爆しています。父は救護や遺体処理にあたったこと、母は多くの人が水槽に頭を突っ込…
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