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広島二〇二〇/16 対話し継承する建築 前田圭介さん(45)=福山市 /広島

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建築家、前田圭介さん=広島県福山市木ノ庄町で、関東晋慈撮影
建築家、前田圭介さん=広島県福山市木ノ庄町で、関東晋慈撮影

前田圭介(まえだ・けいすけ)さん

 生まれ育った福山市を拠点に活動を続ける建築家。「建築は、人も時間も文化も消してしまう戦争とは対極にある。記憶を継承し、地域の人が街づくりと向き合うきっかけをつくりたい」と話す。

 国士舘大学建築学科を卒業。働きたい建築家のアトリエに行けず、福山市に戻って施工会社で5年間働いた。「職人と一生懸命つくった建築に愛着を感じた。また自分で設計をしたくなった」と、2003年に現在の事務所を設立した。

 独立直後から、地元で平和をテーマに仕事をすることになった。05年、福山市御幸町のホロコースト記念館が10周年を機に新館設計をコンペにかけた。自費で米国まで出かけ、ホロコーストの生存者から話を聞き、スミソニアン博物館で戦争や原爆の展示を見た。ホロコーストに向き合う戦後ドイツの姿、日本に対する米国側のまなざしを知り、立場の違いや幅広い視点で学び、考える必要を感じた。

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