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感染診断に抗体検査? 「確認せず」補助対象に 文化庁のお粗末

文部科学省、文化庁、スポーツ庁の看板。旧文部省庁舎(中央合同庁舎第7号館)で=東京都千代田区霞が関3で2019年2月2日、本橋和夫撮影

 演劇や音楽などの文化芸術活動団体が、新型コロナウイルス感染防止策を行った場合などに補助金を出す文化庁の「文化芸術活動の継続支援事業」。補助金の対象として、「抗体検査」が挙げられていたことに疑問の声が相次ぎ、文化庁は15日夜ホームページ(HP)上で、補助対象から抗体検査を削除した。抗体検査はPCR検査とは違い、過去のウイルスの感染歴を調べるもので、現在の感染の有無を診断するものではない。なぜ中央省庁の役人まで間違ってしまったのか。取材した。【上東麻子/統合デジタル取材センター】

 文化芸術活動の継続支援事業は、文化庁が7月6日に発表した。演劇、映画、音楽、伝統芸能などの文化芸術活動を行う団体や個人に対して、活動の再開や継続のための費用の他、消毒設備のリース・レンタル料、無観客実演を配信する場合の機材リース代、アクリル板やフェースシールド、ゴーグルの購入費など感染防止にかかる費用を補助する。予算規模は約450億円。既に2000件の申請があるという。

 この補助対象に含まれていたのが公演前の「PCR検査・抗体検査」だ。二つの検査は並べて書かれているが、方法も目的も違う。PCR検査は、…

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上東麻子

1996年毎日新聞入社。佐賀支局、西部本社、毎日小学生新聞、東京本社くらし医療部などをへて2020年から統合デジタル取材センター。障害福祉、精神医療、差別、性暴力、「境界」に関心がある。日本新聞協会賞を受賞したキャンペーン報道「旧優生保護法を問う」取材班。共著に「強制不妊」(毎日新聞出版)。散歩とヨガ、ものづくりが好き。

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