リニア有識者会議 沢の流量、最大7割減予測 JR東海「中下流に影響ない」 

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有識者会議後の記者会見で「南アルプスの希少な生物がいる環境をどう守るかの視点が大事だ」と語る難波喬司副知事=県庁で2020年7月16日午後6時25分、山田英之撮影
有識者会議後の記者会見で「南アルプスの希少な生物がいる環境をどう守るかの視点が大事だ」と語る難波喬司副知事=県庁で2020年7月16日午後6時25分、山田英之撮影

 未着工のリニア中央新幹線南アルプストンネル静岡工区を巡り、国土交通省の第4回有識者会議が16日、東京都千代田区の省内で開かれた。JR東海は河川流量の変化を予測した「水収支解析」について説明。トンネル掘削完了から20年後、地下水位の低下によって渇水期の上流の沢の流量が最大で7割程度減少すると予測した。一方、沢の流量が減少してもトンネル湧水(ゆうすい)を大井川に戻すことで「中下流域の水資源利用に影響を生じさせない」と主張した。【山田英之】

 JR東海は着工前の取り組みとして、工事による水資源への影響を把握し、水資源の保全措置を検討するため、流量の予測を実施。南アルプストンネル全域を対象にして、工事開始から完了後20年間の変化を分析した。有識者会議に提出した資料に基づいて、地質や降水量などの条件設定も説明。トンネル掘削による地下水位の低下はトンネル周辺の一定範囲に収まるとみている。

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