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松喬日和

緊張の新宿末広亭 「東京」に過敏 関西人の性根

 6月13日に、やっと高座に復帰しました。3月2日に天満天神繁昌亭に上がって以来103日ぶり。それも新宿末広亭。学生時代、小さん、志ん朝、談志を間近に見た、あの末広亭です。むちゃくちゃ緊張しました。例えると、昨年セ・リーグ最下位のヤクルトが、今年の開幕初戦にいきなり福岡でソフトバンクを相手にして戦うようなものです。プロ野球は無観客試合でスタートしましたが、寄席はそうはいきません。しかも、その日のお客さんは「コロナ」「新宿」「ソーシャルディスタンス」に屈しなかった“強者(つわもの)ども”ばかりです。初舞台に勝るとも劣らない緊張でした。

 でも、そこでフト思いました。落語「つぼ算」の法則に当てはめてみたらどうなるだろう。復帰高座が「コロナ」やのうて、「久しぶり」やのうて、「ソーシャルディスタンス」やなかったら緊張してなかったか?と問われると、やっぱり「緊張してました」と言わざるをえません。「末広亭」に、イヤその前に「新宿」に緊張するんです。

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