「楽しい家庭築きたかった」 強制不妊訴訟、聴覚障害の女性手話で陳述 大阪地裁

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大阪地裁=大阪市北区で、曽根田和久撮影
大阪地裁=大阪市北区で、曽根田和久撮影

 旧優生保護法(1948~96年)下で不妊手術を強制されたとして、聴覚障害のある大阪府内の70代の夫婦と、知的障害のある近畿地方の女性(77)の計3人が国に計5500万円の賠償を求めた訴訟の口頭弁論が17日、大阪地裁(林潤裁判長)で開かれた。聴覚障害のある妻が手話で、「子を育て、楽しい家庭を築きたかった。知らないうちに手術された怒りは今でも抑えられない」などと意見陳述し、結審した。判決は11月30日に言い渡される。

 夫婦は手話通訳を介して陳述した。妻は74年に帝王切開で出産したが、赤ちゃんはすぐに息を引き取った。その後、妊娠できないことを母に相談すると、不妊手術の事実を伝えられた。出産時、気付かない間に手術されたと訴えているが、記録は残っていない。

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