メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

「オリンピックの申し子」が今語る二刀流の意義 過去には新聞で批判も

二刀流挑戦について語る橋本聖子五輪担当相=東京都千代田区で2020年7月9日、宮本明登撮影

 夏季五輪と冬季五輪の「二刀流」を果たした代表的な日本選手は、橋本聖子五輪担当相(55)だ。だが、冬のスピードスケート選手だった橋本氏を夏の自転車競技への挑戦に駆り立てた動機の一つは、意外にも自らの病気だったという。「代表権の横取りだ」と新聞で批判を受けたこともあった。橋本氏に当時を振り返って語ってもらった。【構成・村上正】

 世界的な新型コロナウイルスの感染拡大の影響により東京オリンピック・パラリンピックは1年延期され、東京大会から2022年北京冬季五輪・パラリンピックまでの期間は半年となりました。この困難な状況でも夏季、冬季で連続出場を目指す選手がいます。自らの可能性を追い求める挑戦に大いに期待しています。

 私が冬のスピードスケートから夏の自転車に挑戦することに大きなきっかけを与えてくれたのは、中学3年の頃に開かれた1980年レークプラシッド冬季五輪でした。男子スピードスケートでエリク・ハイデン選手(米国)が(短距離から長距離までの)全5種目で金メダルを獲得。陸上で言うと100メートルからマラソンまでのイメージです。ハイデンは「五つの金メダルを取れたことよりも、取るための過程が大切で次の人生に生かしたい」と話していました。その後すぐに引退し、自転車に転向。(世界最高峰の自転車ロードレース)ツール・ド・フランスにも参戦し、その姿に影響を受けました。

 自分自身は小学3年で急性腎炎を患い、高校生の頃に再発し慢性腎炎と診断されました。同時に、B型肝炎にも感染しました。この経験から、アスリートとしてより困難なことに挑戦した…

この記事は有料記事です。

残り1399文字(全文2067文字)

村上正

毎日新聞東京本社運動部。1984年、神戸市生まれ。2007年入社。舞鶴支局、神戸支局を経て、大阪本社社会部では大阪府警を担当。17年4月から現職。競技は水泳やサーフィンを担当。東京パラリンピックでは取材班キャップ。16年リオデジャネイロ五輪を取材した感動から、長女に「リオ」と命名した。

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 腹の虫がおさまらない?マメガムシ食べられてもカエルの尻から脱出 神戸大

  2. 療養ホテル、沖縄は1カ月半「ゼロ」 菅氏が批判、知事は「予想より早く感染者増えた」

  3. 療養ホテル確保数「ゼロ」の沖縄に不快感 菅氏「何回となく促した」

  4. ベトナムで感染力強い型のコロナ流行か 首相「拡大防止へ重要な時期」

  5. ORICON NEWS 香取慎吾「こんなにテレビ出れないか」独立から3年のホンネ 草なぎの大河出演にガッツポーズ

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです