メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

今週の本棚・話題の本

『万物創生をはじめよう--私的VR事始』=伊藤亜紗

 事故で母を亡くした少年は、父と二人、砂漠のニューメキシコでテント暮らしを始める。金がないので野菜を育て、鶏を飼い、ついに十三歳の時に自力でドーム型の家を建てた。時代は1970年代。将来「バーチャルリアリティー(VR)の父」と呼ばれることになるジャロン・ラニアー少年の、最初の大計画の完遂だった。

 その自伝『万物創生をはじめよう――私的VR事始』(谷垣暁美訳・みすず書房・3960円)には、80~90年代のシリコンバレーの空気を味わえるエピソードが満載だ。コンピューターの可能性に引き寄せられた天才たちの尖(とが)りぶりは期待を裏切らないが、意外だったのはコミュニティーにおいて女性たちが果たしていた役割である。ラニアーが「GNF(グランド・ネットワーキング・フィー…

この記事は有料記事です。

残り501文字(全文834文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. ナスカの地上絵 新たに「ネコ」発見 ペルー文化省発表

  2. ORICON NEWS 『鬼滅の刃』もはや“日本経済の柱”と話題 映画は歴代1位発進、東宝株価が高値更新…企業コラボも恩恵続々

  3. 菅首相は「反知性主義」なのか 任命拒否問題で神学者・森本あんりさんが抱く違和感

  4. 複数選手が脱水症状 プリンセス駅伝でアクシデントが相次ぐ理由とは

  5. ORICON NEWS 『きかんしゃトーマス』日本から来た新キャラ“ケンジ”登場 劇場版新作、21年春公開

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです