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京都・読書之森

京大的文化事典-自由とカオスの生態系 /京都

 <活字を楽しむ>

 (杉本恭子著 フィルムアート社、1600円(税抜き))

 京都大吉田キャンパス(京都市左京区)周辺の「タテカン(立て看板)」や学生自治寮「吉田寮」、入試の時期に突如として出現する、張りぼての「折田先生像」――。本書はさまざまな「京大的文化」を紹介するとともに、そうしたことを可能にしてきた京大の「自由な学風」の土壌を問い直す。近年の京大当局による、学生に対する訴訟やタテカンの強制撤去など、自由な学風についても考えさせてくれる。

 折田先生像は漫画のキャラクターなどを模した張りぼて。京大の自由な学風を築いたとされる旧制三高校長・折田彦市氏にちなみ、元の銅像があった場所に毎年入試の日に出没する。元の銅像も仮装させられたり、色を塗られたりとさまざまないたずらに遭ってきた。張りぼては時間がたてばそれとなく大学当局が撤去。設置した学生と撤去した大学当局が、1年に1度それぞれの意思を確認することで対話が継続されてきたという。

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