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新型コロナウイルスの感染拡大を受け、春場所以来、4カ月ぶりとなる大相撲が7月19日から東京・両国国技館で始まった。3月の春場所で大関昇進を決めた近畿大出身の朝乃山にとって待ちに待ったお披露目の場所となる。同大学では朝潮(現・高砂親方)以来であり、大学出身者の大関は、琴光喜(日本大出身)以来、13年ぶりのことだ。
夏場所で大卒の関取(十両以上)は何人いるのか調べてみると、全70人中、24人いた。そのうち、西日本の大学は近畿大と、小兵力士として人気の炎鵬がOBの金沢学院大の2校にとどまる。
最も多いのは10人の日大だ。人気力士の遠藤や石浦らがおり、アマチュア相撲界の強豪としても知られる。また、日本体育大には幕内の北勝富士、千代大龍、妙義龍がいる。同大学には体育学部のほかにスポーツ文化学部に武道教育学科があり、同学科出身者が多い。近大は幕内に朝乃山、1月場所で優勝した徳勝龍のほか、志摩ノ海がいる。ちなみに、三役以上は朝乃山のほか、関脇の正代(東京農業大)、御嶽海(東洋大)の計3人だった。
大学出身者で横綱まで上り詰めたのは、日大出身の輪島しかいない。世代交代がささやかれる大相撲で、朝乃山のさらなる活躍を期待したい。【編集委員・中根正義】
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