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アートの扉

歌川豊国 海女図 波に漂う神秘的存在

文化(1804~18年)末~文政(1818~30年)初期ごろ、千葉市美術館蔵

 リニューアルオープンしたばかりの千葉市美術館。動物や霊獣など生き物の図像を集めた展覧会で、好奇心をくすぐられる一点に出合った。

 岩場に4人、海中に3人、腰に布をまとった海女たち。今でこそ海女といえば女性だが、かつては男性の海士(あま)もいた。なのに、描かれているのはどうして女性ばかりなの?

 読み解くための鍵はタコ。海には、ヒラメやクロダイらしき魚などと共にタコがいる。よく見ると、岩にしがみつく海女の足に絡みつき、海中に引きずり込もうとしているではないか。

 三重・鳥羽市立海の博物館の縣(あがた)拓也学芸員によると、浮世絵でタコと海女の組み合わせは定番だ。17世紀には「玉取姫伝説」を下敷きに、秘宝を手にした海女を狙う、追っ手の一員として登場。次に、海女とタコが単独で描かれるようになり、やがて絡みつくようになっていく。千葉市美術館の松尾知子上席学芸員は本作について「エロチックな視点もあっただろう」と話す。そうすると、頭に浮かぶのは北斎の有名な春画。あれ…

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