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祈り巡り京の教会

「京都といえば神社仏閣」だが、実は京都御苑周辺を中心に驚くほど多くのキリスト教会が存在する。そのキリスト教会協会を訪ねた。

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祈り巡り京の教会

/7 カトリック桂教会(京都市西京区) 色あせぬ斬新なデザイン /京都

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ひし形の屋根が天に向かってそびえる独特の形状をした聖堂=京都市西京区のカトリック桂教会で2、矢倉健次撮影
ひし形の屋根が天に向かってそびえる独特の形状をした聖堂=京都市西京区のカトリック桂教会で2、矢倉健次撮影

 デザインの斬新さは完成・献堂式から半世紀以上を経ても色あせない。

 ひし形を反り返らせたような大屋根が空に向かってそびえる。頂点から低い部分へ36メートルのカーブ、横幅は16メートルと双曲放物面を描く。仕上げは型枠を外したままの状態。2枚の杉板コンクリート打ち放しの側面が支え、柱は1本もない。京都のみならず、日本にほとんど類例のない構造の教会だ。

 屋根の最も高い部分の下は祭壇となっており、壁の合わせ部分の隙間(すきま)に張られたステンドグラスを通し、堂内に光が差し込む。屋根が沈み込んだ先には円筒形の洗礼室があり、十字架がそびえる。初代の木製十字架は屋根の最上部より高く、現在の1・5倍程度の大きさだったという。腐食して倒壊の恐れがあり、約35年前に取りかえられた。

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