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悼む

文芸編集者・長谷川郁夫さん=5月1日死去・72歳

長谷川郁夫さん=2007年撮影

 「詩を解する」という表現がある。詩の良さが分かるだけでなく、散文であれ絵画であれ、音楽であれ芝居であれ、優れた詩的、芸術的要素があるか否かを知ることを指す。まさに長谷川郁夫さんは、詩をよく解した人だった。

 といっても、直接会って話したのは一度きりだ。1999年、長谷川さんは出版社の小沢書店を経営していた。国内外の詩集や評論などの文芸書を中心とした本づくりにかける情熱は尋常でなく、洗練された装丁、きめ細かい編集へのこだわりで知られた。「純粋病みたいなものに取りつかれて」と自ら語っていた。出版不況の荒波の直撃を受け、翌2000年に倒産の憂き目を見るだけに、苦境…

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